二回通して読んでみましたが、どうしても全体像をつかむことができませんでした。
まず「ひとかた」の存在。このお話はファンタジーと思うのですが、それならば
「ひとかた」が”人間でないもの”である理由がわかりません。
「言葉を食料とする人間」では駄目ですか?
それから、すごく場面・状況設定が曖昧だと思います。
「ひとかた」たちが住む家と外。それは何を表すのか。
梅田ケイが見た「世界の果て」とは一体なにか。「世界の果て」なのに「その向こう
の世界」があるのにも変な感じがしました。
「ひとかた」たちが食べる言葉ですが、
作家=梅田ケイが登場してからは是非「物語」を食べてほしかったです。
そのための作家だと思うんですが。
物語を携えて登場し、語る物語が無くなって去っていく。
できれば作家が語る物語はこれもただの御伽噺ではなく、彼女が人生の上で培ってきた
物語であってほしい。
彼女が「世界の果て」で植えたものは何か。
その場でそれが花を咲かせるのではなく、ラストでケイが「花が咲いているかどうかを確かめに」
去ってもいいかなと思ったり。境界線である必要は…あるのかな?
きつい言い方ですが、「ことば」を題材としている割には、あまりにも「ことば」が
練られていない印象を受けました。
多分に誤解があるかもしれません。いろいろ書いてしまったので、是非反論お願いします(笑)
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