#本当は新作のほうに感想つけたほうがいいのかな、と
#思わないでもないのですが。
#折角「出来のいい子」ってことなんで。
#いくつか読ませていただいた中から、まずはこちらに。
会話のテンポ、話の速度、世界観は文句なしに心地いいですね。
特に冒頭、互いの「愛」の味を評し合うくだりは、
ホントくだらなくて最高です。このシーン作ってみたいなあ。
気になったのは構成。
宗教家、必要でしょうか?
その前のシーンだけで、充分な気がします。足りなければ、
三人だけのやりとりをもう少し書き込んでみてもいいかと。
で、メインになるはずの「作家」との絡みがものたりないですね。
短いシーンを重ねていく表現は悪くないと思うんですが、
それがかえって流してしまっている印象です。
もっとじっくり、書き込んでしまってよかったんじゃないでしょうか。
テーマを背負った「作家」が、テーマだけ提示して
去っていってしまった、そんな印象を受けました。
関係性ばかりを求めるのは読み手としての私の悪癖だと思いますし、
この作品にとって関係性がどの程度重要なものなのか微妙なラインですが、
…まあ、批評ではなくて感想だということで。
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