あらすじ
サン=テグジュペリの名作『星の王子さま』にインスパイアされた青春劇。幼い頃に父を亡くし、母のために優等生を演じる高校生・美空。彼女は星好きの幼なじみ・一也との距離を次第に広げていた。ある日、一也が美空を「150年に一度の彗星を一緒に見よう」と誘う。最初は断る美空だが、『星の王子さま』から飛び出してきたような不思議な存在「プティ」の導きで、自分が大切なものを見失っていたことに気づく。母のために勉強ばかりしていた美空は、自分が無意識に作っていた壁に向き合い始める。母との本音の対話を経て、美空は自分の本当の望みと向き合う決意をする。「本当に大切なものは目に見えない」という『星の王子さま』のメッセージが、美空と一也の成長物語を通して現代に蘇る。