はりこのトラの穴 ちょっとひとこと感想文

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はりこのトラの穴

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No.9020 今後に期待 松霧布衣着さん 返信 2008年05月24日(土) 20時51分
う〜ん、引用がたいしてパロディになっていないために、なんだか延々とうんちくを聞かされているみたいで物凄く疲れました。
クラムボンが眩むBOMBなのは、理論がしっかりしていれば許せるのですが、クラムボン=原爆ならばなぜ『クラムボンは死んだ』のか。なぜクラムボンがかぷかぷ笑ったのが広島の日常なのか。なぜエノラ・ゲイが飛来してクラムボンは死んだのか。それと、よだかのセリフ『クラムボンは蟹のようですが』って、蟹は話している兄弟であって、クラムボンが何であるかは不明なはずです。つまりこれはよだかが、クラムボン=蟹説支持者であったが、原爆の光を見て、急に原爆論者に変わったと解釈してよろしいのでしょうか?
『永訣の朝か、きょうは……』というセリフもなんか違和感がある。詩のタイトルを言いたかっただけ?加えて、『あめゆじゅ』は『雪』ではなく雨雪=みぞれ。『さっぱりとした雪』になるのは詩の後半。
凡ミスで言えば、本文では55光年ですが、はりこに書かれている説明では63光年となっています。関連して、地球から55光年(63光年)離れているから55年前(63年前)の光景を見ているのに、広島の竃猫がやって来たり電報が届くのは違和感がある。
歴史的解釈も甘いですね。ドイツはアメリカと戦争したわけではなく、連合国と戦争したのでは?天皇が優柔不断だとする説も、一面的で誤解を招くと思います。一億玉砕を掲げる軍部を押し切って、玉音放送を流したのは陛下の英断だと私は思うのですが、その点については如何でしょう?それに、あの書き方では、原爆は落とした方が悪いのではなく、落とされるようなことをした天皇が悪いという風に感じます。果たしてそうでしょうか?もちろん中国などでの虐殺説や、満州事変に関して言えば、当然日本が非難されて然るべきと考えていますが『原爆が落とされた事』について、天皇だけが、あるいは日本だけが悪いのでしょうか?だとすればなぜアインシュタインは湯川に謝ったのでしょうか?
あと、『汚名挽回』って、物書きとしてやってはいけないミスですね。あと、『HIROSIMAへの投下』って、合ってるんですか?詳しくないけどHIROSHIMAじゃないですか?
噴煙は水蒸気を想定しているのでしょうか?硫黄系のガスは出ないのでしょうか?出たらどっち道結構危ない気がするのですが。また、火山の爆発を人間は核の恐怖に結びつけるのでしょうか?つまり、例えばキラウェア火山が噴火してハワイの空が火山灰に覆われた時、ハワイの人は『ああ、やっぱり原爆はいけないな!』って思うってことでしょうか?加えて、核の恐怖を知らしめるために火山を噴火させるというのは、一種のテロではありませんか?

いろいろ言いましたが、私は宮澤賢治が大好きですし、戦争の話は慎重に扱うべきと考えていますので我慢してください。参考程度にしてくださったらそれで良いです。削除

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