このあいだ、この劇を演じさせていただきました。
なんというか…あと一歩足りない脚本でした。
私たちが脚本を決めるのが遅れてしまい、ろくに脚本選びができなくてたまたま見つけたこの脚本になってしまったのですが、いろいろと問題もでてきました。
他の方もおっしゃっていますが、やっぱり説明的なセリフがおおく、矛盾点も多々見つかりました。幸い私たちの演出が有能な方で、カットと追加を繰り返しながら公演できるものとなりましたが、やっぱりもとがよくなきゃだめなんだな、と痛感させられました。自画自賛で申し訳ないですが、わたしたちのクラスのエリオット役の子がホントに演技がうまく、本番ではシオンの死ぬシーンで涙も見せました。終わった後の周りの反応は「エリオットよかったね」「なんか話あんまわかんなかった」のどっちかでした。
それと劇中歌は、わたしが作曲させていただきましたが、すごく大切なポイントになりますね。わたしたちはシオンが歌うだけでなく、シーン中のBGMとしてもギターで生演奏しました。正直、あの曲がしょぼくなってしまうと何も感動できないんだろうな、と思いました。そういうところでも、押しが足りなかったなと思います。
ゼロとアンジュのキャラがなんとなく似ていたり、それぞれのキャラがしっかりしていなかったり、終わり方が微妙だったり(わたしたちは追加シーンいれました)、全てトータルしてみて、やっぱり満足のいく脚本ではなかったです。ただ、いろんな面で成長できた舞台でした。ありがとうございました。
あと、わたしが個人的に好きだったのは、「天使の涙」というキーワードを、主要キャストではなく、さいごにでてきたおばさんが言うところです。
長くなりました。乱文失礼しました。
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