なかなか身につまされるというか、いろいろと考えさせられる話ですね。終盤の運転手さんの台詞がいい味出してます。なんとなく、元気付けられます。
ただ、沈黙する部分が多いだけに、上演する場合、うまくやらないと間延びして退屈になるかもしれませんね。もっとも、その淡々とした静かな空気がこの作品の持ち味でもあるのでしょうけど。
個人的には、舞台として見るのもいいけど、それよりも、なんとなく手元に置いておきたい文庫本といった印象を受けました。そして、ふと迷ったときなんかにページをぱらぱらとめくってみたくなる。そんな一本です。
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