はじめまして。
劇中で執筆される小説と共に主人公の心理が描かれるという構成に、たいへん興味深いものを感じました。
ただし、これを50分かけてみる気にはなれません。15分でいい。
ライトとコウの葛藤には起伏が乏しく、コウの変化も余りに唐突です。そもそも、コウと対立する存在(アンタゴニスト)としてヒカリが登場する意味はどれほどあるのでしょうか?
また、コウの最終稿にアカリが見出した「夢」とはどのようなものなのでしょうか。「それは観客の想像に任せます」というのであれば、たいへんなゴマカシとしかいいようがありません。
むしろ、コウとアカリの2人芝居にして、「夢」とは何かということをテーマにとことん議論させたほうがいい。その議論が小説がどんどん変わっていけば、観客も引き込まれていくことでしょう。(でも、それって三谷幸喜『笑の大学』ですよね)
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