教師と生徒が共同で話作りをしていて、その書いている当人たちと書かれている登場人物と両方が入れ子のようになっているという劇の構造は面白いと思います。
後半から〆までの持っていきかたがいいですね。
ただ、私が思うに無駄なセリフが物語の重要な部分を見えにくくしているような気がします。また、二人が作り上げる「小説」の導入部分が適当な感じに思えるのと、その「小説」をなぜ書き上げなければいけないのか、という動機が不明確なので、はじめに物語世界に突入するときが「???」となりました。
「戦争を入れておけば先生が喜ぶ」とか皮肉も聞いてて私などは面白いです。「うそんせ」もキーワードとしていいんじゃないでしょうか。ただ、タイトルにもなってるわりには後半唐突に出てきますよね。逆にいうと後半唐突に出てくる言葉がタイトルになってしまっているのはなぜだw
まだこなれてない雰囲気が濃厚ですが、削ぎ落として書き込めば、構成が面白いのでいい話になるのではないでしょうか。 大沢ケイト
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