脚本版とのことで、早速読んでみました。
直球感動ラブストーリーは苦手なクチなんですが、すんなりと素直に読めました。場面も小説より増えていて丁寧に描写してて感情移入しやすかったです。
ただ難点を挙げるなら、小説が先にあったからなのか、台詞や構成が「読み物」的になっている気がします。
冒頭、幸太郎が1人でだらだらしている場面。独り言が説明的で、わざとらしい感じがしまいます。ツバサが出てくるまでに失速してしまうので、動きと最小限の台詞だけで見せて欲しいです。欲を言うなら、笑いが欲しいかな…と。
後半の、幸太郎がツバサに今までのことを打ち明ける場面、ナレーションで済ますのは勿体無いです! 幸太郎に感情移入して一緒に泣きたい場面なので、ここは端折らないで会話形式で見たいですね。
あと天使が時折ナレーターのように台詞を挟みますが、これだと説明してます感が出てしまうので、例えば上司に報告してる口調にするとか。そういう言い方にすれば、物語の外枠で語る役でなく、物語の一部に組み込まれた役になれると思います。
ラストは救いがあって、後味良かったですが、如何せん分かりづらかったかなと;
もうちょっと説明が欲しかったですね。
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