はじめまして。各場面ごとの台詞のテンポが良くて、すんなり読めましたが……
細かいことをいくつか。
1、りんごは畑から盗んできたんでしょうか?長崎でりんごは栽培できましたっけ?
2、花火を作る相談をしていましたね?素人が危険じゃないでしょうか?
だいたい、物資が統制されていた時代に、いくら親が本職だからといって、そんなに簡単に材料が手に入るとは思えません。(鉄粉なんかは、供出させられているんじゃあ……)
3、場転が13回……暗転してほんとうに装置を動かしたりなんかしていたら、たいへんなことになりますね。
4、爆撃による火災を「光の絨毯」と呼んでいますが、どこからそれを見たのでしょうか?
たぶん、相当高いところに避難してみていたんでしょうが……空襲の最中に危ないだろ!
5、登場人物の言葉に、日常会話で使うかどうか疑わしいものがいくつかあります。
たとえば鈴のつかう「非人道的」という言葉。
当時にしてはなんとなく教養を感じさせる言葉ですが、どんな経歴を持っているのでしょうか?
考証の甘さがリアリティを損なっているところがあります。
社会的テーマを扱うとき、話が嘘っぽいということは致命的です。もっとよく調べて書かれたら、観客の胸に響く作品になるでしょう。
削除