はじめまして。たいへん評判のいい作品なので読んでみましたが……
まず、暗転中の思わせぶりな長台詞、本当に必要でしょうか?
暗転の時間稼ぎのためなら、あまり誉められたものではありません。
暗転は本当に必要なら、多少長くても、曲を流したりして観客をひきつけることは可能です。
また、天使の名前を持つ人形たちも、あまりに人物像が平板すぎます。
ただ間を持たせるためだけならもったいない。
上演団体のみなさんが潤色されるなら、主人公がかれらをそれぞれどのようにとらえ、また、彼らがそれぞれ主人公にどのような影響を与えているのか、もう少し掘り下げてみると面白いでしょう。
アニメやマンガでみられるような設定だけに、世界観や人物像の掘り下げが甘いと「お涙ちょうだい」のテーマ性が薄い作品になってしまいます。作者の方や上演団体の皆様の工夫に期待します。
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