読ませていただきました。舞台設定が非常に面白く楽しませていただきました。比較的重いテーマですが、それに十分対応できる環境と程よい軽さで読める設定は作者の絶妙な感覚があってこそかと思います。ストーリーの進展も大変ソツが無く、ラストまでスムーズに読みいることができる、いい作品だと思います。しかし、いささかテーマの割には浅い掘り込み方かなといった感も見受けられました。主軸はきっちりしているので作品としては十分なのですが、伏線がラストに急展開の駆け足で解決してしまうので物足りなさを感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。おそらく医者の正体を隠そうとしたためにこういった形になったのではないでしょうか?すべてを知っている医者をもっと話のそれこそ歯車として活用することによってこの作品に深みを与えられるのではないかと感じました。参考になりました。ありがとうございました。
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