中学の時に演劇部に入部して初めて演じた脚本でした。
当時の舞台ではアリス役を演じたのですが、その後も公演以外で他の役をやってみたり、キャラクターの個性が明確な為アドリブの練習に、と何度もチャレンジさせて頂きました。特にルカやアンジュ等の人形たちのやり取りは面白可笑しく、脚本の中でも外でも楽しい思い出が沢山詰まってます。
戦争の醜さや人の業といった大きなタイトル以外にも、一つの物語としてキャラクター自身が一人一人魅力的で、番外編などにも期待ができます。
難しかったのはやはりアリスの演技でしょうか・・・感動させる鍵を握ってる、と言っても過言ではないと感じます。またシオンやゼロなどは長い台詞が多く退屈させてしまうといった挫折もありました。なるべく役者の演技に賭けて、カットは最小限にしてきましたが、そこがこの脚本の苦労した点です。
技術的な面や、表現など総合的に見て最高の作品とは正直言えませんが、それ以上に人を惹きつける魅力があります。
大学生になった今でも何度も読み返しては泣いてしまいます。何より全体としてはシリアスな脚本でも、話以外で楽しんで練習に取り組める、一番好きだと胸を張って言える作品です。
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