新旧ともに読ませて頂きました。
申し訳ありませんが、私はどちらかと言うと、こちら(旧)の方が好きです。
皆さんテンポが悪いとおっしゃってますが、私は特に感じませんでした。むしろギャグは自然な流れでいけていたのではないかと…まぁ、読むのと実際に演るのとでは少し違うということなのかもしれませんが(ただの出しゃばりですね、すいません/^_^;)
ただ、やっぱり本題のところを軽く作りすぎているという感が否めません。男の気持ちも少女の気持ちも良く分かるし、とても良いことを言っているのですが、ギャグの雰囲気をそのまま引きずっているため、せっかくの見せ場が流されてしまっているように思います。ギャグとシリアスをメリハリをつけて書き分けるのはかなり難しいことですが、(私も出来てないですしね…)期待しています。
キャラについては…そうですね、読んでる内はそんなに感じませんでしたが、後でよくよく考えてみると、刑事さんはいっそ声だけでも良かったんじゃないかと思えてきますね。(むしろエキストラの方が印象が強いですよね(笑)エキストラは一人に絞った方がいいと思いますよ。)
刑事さんを出すのなら、それなりの存在意義を与えてあげた方が良いと思います。『真・自殺願望』の「男とは違ったもう一つの選択肢(?)」的な役柄は工夫されてるなぁとおもいました。(ただ、刑事さんの場面が長すぎて、肝心の二人の場面が薄くなってしまって残念です)
『真〜』の方も比較という形で、すいませんがここに書かせて頂きます。
旧の方が好きだと言ったのは、そちらの方がストレートで分かりやすいからです。
『真〜』は、言葉が多すぎて、説明的な書き方に見ていて少し読みづらいなと感じてしまいました。最近こういった感じの作風の人が多いですが、もう少し読者(この場合は演じる人達と観客)に想像の余地を残してあげてもいいのではないかと思えてなりません。
例え作者の中で答えが決まっていても、観る人によって色々な解釈ができるからこそ面白いのだと思います。同じ言葉を何回も繰り返しても、押し付けられているような感じがして、素直に楽しめないです。
旧の方は表現がとてもストレートで簡潔なのに、男と少女の過去がスッと頭に入ってきて、そのときの心情が、言葉で表されるよりずっと深く伝わってきます。(でもやっぱりノリが軽かったので…)冒頭部分の演出も、旧の方が象徴的で『どういう意味で使われてるのかな?』と楽しんで考えることが出来ました。
言いたいことを書ける力も大事だと思いますが、ほんの少しの言葉で幾通りもの可能性を伝えられる表現力も無視出来ないものだと感じています。
長々とすいませんでした。
これからも素敵な作品をはりトラに掲載していって下さい。でゎ0(^-^)0
P.S.私も旧のラストが突拍子が無くて大好きデス(笑)
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