>こごごころさん
私、なつみ(ダブルクラブ)の台本を読んで頂き、
さらにはご指摘まで頂き、誠にありがとうございます。
返信が遅くなって申し訳ありません。
「どうやら口語のみで、雑誌などの活字表記には法律は適用されていないようである」
のくだりは、確かに都合の良い無理やりな設定であさはかであったと思います。
書いてるうちに、自分であれ?活字表記はどうなってるんだ?なんて思ってしまって、
急遽適当に入れてしまいました。
本当は「なのかもしれない」と台本上であいまいに表現する予定でした。
観客からしてみれば、設定は想像するしかないので、上演の段階では問題がないと思われます。
前作はゲームのようなお遊び感覚を全面に押し出した構造、
今作はそのゲームを大げさな社会制度にしてしまったということを全面に押し出した不条理劇であります。
本作は世界観の妙を表現するものであります。
それゆえに憲兵の存在は必要不可欠なのであります。
また、法律で禁止された緊張感の中でも、彼らにとっては日常会話であり、
日常会話をすることは非常に普通で当たり前のことなのです。
それが我々の世界から見たら「妙」であると。
そのストレンジさを表現したいという考えと、カタカナ禁止ゲームでワンピースの会話
をしたので、それを複合させて台本にしました。
しかしこれは、私がもともとやりたかったこととは少し違う形になってしまったので、
そこは私の力不足であります。
「日本語の中には片仮名があふれている」「片仮名無しでは日本語を話すことも困難である」
という社会の風刺であることが前作のコンセプトでありました。
前作と本作は全く違う概念に基づいた作品なので、全く別の作品であると考えていただけると幸いです。
他の作品に関してもご意見、ご感想がありましたら、是非お願いいたします。
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