料金・開演時刻など | 和装演劇集団張り子の虎 皐月公演 『月を待つ人』 脚本:岩本憲嗣 演出:武居新一郎 出演:武居新一郎、早坂聖、村田ゆいか、加藤朗史、土井直樹、村木華子、新免愛美、下村麻梨、今氏瑛太、竹田直央、安澤直人、高橋宗孝、チャパ・R・田中、本部萌、市万田拓磨、獅子丸光芒、成宮優、卯月敬彌
前売り:3,500円/当日:3,500円 <ご予約:http://harikonotora.jimdo.com/>
5月1日(金)14:00/19:00 5月2日(土)14:00/19:00 5月3日(日)13:00/17:00
慶応四年、五月。 新撰組隊士・横路軍平は書簡を届けに訪れた江戸で斬り合いに巻き込まれ深手を負い気を失ってしまう。 次に軍平が目を覚ましたのは町のとある道場。 その道場の師範である男、白川茂慶はこともあろうか敵である新政府側の重鎮であった。 彰義隊隊士の妻・島嵜美弥はその日もまた刀を握りしめていた。 ただただ亡き夫の成し得なかった志を遂げたい一心で。 ようやく見つけた仇敵との斬り合いの最中。:彼女は信じられない光景を目にする。 あの日失った筈の最愛の男が刀を振るう姿を。 そう……全ての出逢いは望月の晩であった。 傷が癒えるまで道場に留まることになった軍平。 絶えず続いた争いの日々とはかけ離れた日常。 しかし、それは決して長く続くものではなかった。 立て続く度を越した彰義隊の残党狩り。 その裏で蠢くは江戸市中を巻き込んだ大乱の計画。 行き交う思惑と交わらぬ志。 あかりのない暗闇の中で彼らは意を決する。 あかりを灯す為、月をまた満ちさせる為の決断を。 そして……全ての答えは朔月の晩に照らしだされる。 幕末の江戸に灯された小さな輝きの記録。 月を待ち望んだ人たちの強く切ない物語。 |