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男3「相乗効果を狙うために、両企画を統合してみてはいかがでしょうか」
男1「馬鹿野郎、そんな案が飲めるわけないだろ」
男3「すみません……」
男2「全く、フラッシュアイデアの一つも出せないのか」

  男3、何かを思いついて、

男3「あのお、これはショートノーティスで大変恐縮なのですがあ」
男1「なんだ、言ってみろ」
男3「シナジーを得る為にA、Bのコンビネーションプランをサジェストしてみてはいかがでしょうか」
男1「なるほど……いいアイデアだな」
男3「!?」
男2「お前もブラッシュアップされて来たな」
男3「!?」
男1「おい、他にオピニオンはないのか」
男3「え、えっと、ファーストプライオリティの、カウンターパンチとして、リスケする必要があるかなと」
男1「なるほどなるほど。それでそれで?」
男3「セカンドプライオリティのオーダーとしては、SNSをユーズした、カスタマーへの、
   サービスを、アドバタイズメント、プロパガンダ、ツイッター、ディフュージョン、
   オーケー?」
男1「なるほどなるほど」
男3「サードプライオリティとしては、オールナイトで、ダンシングナウ、オーイエー」
男12「アグリー!」
男3「みんなハッピー」
三人「オーイエー、アーハーン」
男3「ツイッター、インスタ、フェイスブック」
三人「オーイエー」
男1「よし、じゃあこれでいこう」

  マジかー!?って顔の男3。なんとか乗り切ったって感じ。

  三人、頷いて解散する。

  が、すぐに戻ってきて、

男1「次の打ち合わせの日程を決めようか。来週の月曜のこの時間は?」
男2「ダメだわ俺、その時間別の会議が入ってるわ」
男1「じゃあさあ──」

  男3、頭を抱える。

  暗転
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