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   くっ、なんてスピードだ。これでは当たらない……!
   どうすれば! どうすれば! 一体どうすれば!!」

殿様「一休! いまだ!」(殿が後ろからしがみつき、動きを止める)

敵「な、何をする! はなせ!」

殿様「いまだ! 撃て! わしもろとも、こいつの体を貫け!」

一休「し、しかし!」

殿様「構わん! お前は生き残れ! お前は世界の……希望そのものなのだ!」

一休「う……うおおおおおっ!」

<音楽再スタート>

敵「や、やめろ! 俺が悪かった! だから……!」

一休「もう遅い! 地獄でわび続けろ! 究極奥義! ジ・エンド・オブ・ティロ・フィナーレ!!」

敵「ぐああああ!」

<暗転→明転。敵とさっちゃんは倒れてる>

一休「(激しく疲れながら)無事か、御殿様……」

殿様「ああ。命だけはぎりぎり助かったようだ」

一休「よかった……これでもう二度と虎の絵がびょうぶから出ることはないだろう」

殿様「うむ……一休よ、みごとであった!」

一休「よし! それじゃあ…………撤収!」

(さっちゃんも敵も起き上がり、3人は走って退場)

殿様「…………あいつのトンチ、すげえなあ……」



<閉幕>
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