ひかる:(吹っ切れたように)「ララウさん、ありがとう!今めちゃヤル気でたー!美咲、ショータ、集計生徒会室に持ってってね!あたし、帰ってBL小説のネーム練るから!じゃーねー!」
聖女:「えっ!ちょっと待って!今夜、異世界に召喚されるんですよ!」
ひかる:「あ、それ人違いだし。サッカー部のひかるくん*と間違えてるんじゃない?じゃーねー!」(走ってはける)
聖女:「えっ?サッカー部のひかる*?」
ショータ:「あー、そっちのひかるならこの辺にいるんじゃね?(観客席を探す)おーい、サッカー部2年のひかるー*?どこだー?あ、いたいた!あそこ!」
聖女:「そこのひかる!逃がさないから!勇者様を確保するの手伝って下さい!」
ショータ:「え?オレ手伝うの?」
(聖女はショータの手をひっぱり、観客席にいるひかる*をショータと2人でひっぱりだす)
聖女:「ひかる、ちょっとこちらに来てください!」(3人は舞台裾にひっこむ)
美咲:「え?どこ行っちゃったの?もー、訳分かんないんですけど。集計生徒会室に持っていって帰ろー。」(大きい封筒をかかえる。)
ショータ:(聖女と舞台に戻りながら)「いやー、さすがサッカー部だけあって逃げ足早いのなんの!」
聖女:「前世の記憶では、異世界に召喚されるには、ある程度ゆがみがある場所にいないと召喚に失敗するという例が以前もありました。だから、私が勇者様を案内しないと駄目なんです!」
美咲:「え?!前世の記憶?!私も前世の記憶があるの!ここって乙女ゲームの世界だよね?」
(間)
聖女:(ショータにむかって)「とりあえずあなた、私と一緒に来てください。」
ショータ:「え?俺?いやいやいやいや、無理無理」(逃げるようにはける)
聖女:「異世界でハーレムしたいですよね?男のロマンじゃないですか!」(ショータを追いかけるようはける)
美咲:「はぁー(大きい溜め息)やっぱ前世の記憶持ちってカミングアウトしたら引いちゃうよね?よしっ!生徒会室行って逆ハーレムのキャラを攻略してこよーっと!」(スキップしながらはける)
(幕)
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*追記1:観客参加型なので、主人公はひかるという名前でなくても、男の子でも女の子でもどちらでも使える名前(例えば、ジュン、トモ、ナオ等)で、かつ観客から引っ張ってこれそうな男子生徒と同じ名前(と部活)にするのが理想です。サクラも可。
*追記2:早慶大学と書きましたが変更可能です。
追記3: 今回ショータは刀剣乱舞のコスプレでしたが、どんなコスプレでも可。
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