あらすじ
街から遠く離れた奇妙な砦の中、ひたすら土嚢を作っては積み上げている人々。虫が来る、喰われるぞ!がんばらんか!しかし、こんな貧弱な防壁で守れるのか。だがひたすら積み上げては指揮官に怒号と共に突き崩され、また積み上げる。限りない無駄な労力、まるでシジフォスの神話。訓練と言うが、本当に虫は来るのだろうか。いやそれよりも救援は、姫は来られるのか。必ず姫は助けに来る、信じろ。そう指揮官はいうけれど、あんただって、ここにしまながしされてんじゃないのか。街から来る手紙もなんか虫に襲われて被害者が出たとか・・疑心暗鬼になる彼らの下に訪れるものは。まあ、シチュエーション的にはゴドー待ちっぽいですね。でも、この物語では来ます。