あらすじ
帝暦5年。架空の横濱。長く続いた戦争も,両国の疲弊によりようやく終結。
しかし,国力を使い果たした日本の帝国は軍事・重要拠点をのぞいた地方統治の放棄を決定。
独自の経済力をもつ横濱が都市国家として独立する日まで,あとわずかに迫っていた。
横濱の裏社会を取り仕切る新興組織土竜会の次期後継者ツチウラキョウイチは,
部下のタケダマコトと共に土竜会幹部を目撃者や音一つなく襲った殺人事件を調査中,謎の襲撃を受ける。
伝説の暗殺者によるものと噂される事件はやがて華僑,そして街外れの珈琲店をも巻き込んでいく。
そして,全てが明らかになろうとしたその時,悲劇は起きた―。
どうにもならない現実の状況。
それでも貫き通したい“想い”とは―。
「Silent Revolver -Last episode.-」より15年前。
横濱にて,決別の悲劇が幕を開ける―。
その他
あらすじの通り,以前書いた「Silent Revolver -Last episode.-」(http://haritora.net/look.cgi?script=1430)の過去を描いた物語です。
もちろん「-Last episode.-」を未読でも,別個の独立したストーリーとして,お楽しみ………,頂けるかと思います(そんな風に書いたつもりではいます)。
ご感想お待ちしております。
(2008年2月執筆作品
梶浦由記「vanity」「canta per me」「salva nos」「at dusk」
有坂美香「Life Goes On」
石川智晶「1/2(はんぶん)」etcを沢山聴きながら)