あらすじ
小さな裏町で、二人の悪ガキが浮浪者のような生活をしている。そこへ現れたのは、家出をしてきたお金持ちのお嬢さん。街に巣くうチンピラ、悪ガキどもを救おうとする保護観察官も絡んで展開する、ロマンチック・ラヴ・コメディ。
この作品は、2005年現在3つのヴァージョンがあります。物語そのものは同じです。最初に書かれたのは登場人物が6人で、ミュージカルとして書かれたものです。次に音楽をなくしてストレートプレイとして上演できる形に書き直され、それに伴いラストシーンや多くの台詞が変更されました。そして、そのストレートプレイバージョンが、登場人物数が5人のものと、6人のものがあります。ここに掲載してあるのは「ストレート・5人版」で、その他のものは酒井自身のホームページにあります。
作者としては、どれが一番優れているとかはよくわかりません。読み比べていただけると嬉しいです。また上演をお考えの場合は、団体の現状に合わせてお好みのものを選んでいただければいいと思います。ミュージカルだけど5人でやるとか、ある場面の台詞だけ別のものに差し替えるなど、自由に構成していただいてもかまいません。
その場合、登場人物数にかかわらず楽曲を入れた場合は「ミュージカル版」、楽曲を入れない場合には「良彦」を登場させるかどうかで「5人版」か「6人版」かを判断していきたいと思います。
酒井の台本は、以下のページにあります。
http://neverland-mf.com/modules/myalbum1/