あらすじ
従姉妹の百子が、百合に一冊の古い古い日記帳をみせる。
それは、100年以上も昔、幕末の時代に書かれた日記で―――
時は幕末。
討幕の活動をしている義理の兄・祐次郎に想いをよせる少女・桜。
お互い両想いでありながらも、『義理の兄弟』とゆう枷に悩み、お互い想いを伝えることができない祐次郎と桜。
そんなとき、桜は祐次郎のある一言を聞いてしまう。『せめて桜が、妹でなければよかったのに。』
その言葉を聞いて桜は、家族としてでも祐次郎に愛される事がないのだろうか、と、悩んでしまう。
二人の想いが通じ合う事がなく、運命の日は訪れる。
元治元年6月5日、池田屋事件。
二人の想い、家族の絆、友人の裏切り、死の果てにたどり着くものは。
想いを込めた俳句をしたためた日記が語る、一人の不器用な武士と少女の恋の物語。