演劇プロジェクト・ダブルクラブ

2（男：1　女：1　その他：-）

8分

夜のカフェ。
三年付き合った恋人同士が、別れ話をしている。
彼が口にするのは、やたらと多い「──嘘だけど」。
それは照れ隠しなのか、逃げなのか、それとも優しさなのか。
「本音」と「嘘」が交錯するうちに、ふたりの関係が少しずつほどけていく。
最後に残るのは、ほんとの“嘘”か、嘘みたいな“ほんと”か。
──“嘘だけど”という言葉に、すべての想いを込めて。

はりこのトラの穴の規定に準ずる

『嘘だけど』シリーズ、恋人の別れ話バージョン。

　三年の恋の終わりに交わされる「──嘘だけど」。
　嘘でしか本音を言えないふたりの、
　やさしくて苦い、最後の会話劇。

・作者からのコメント：会話劇のコントですが、間や感情を大切にしてください！

2025/11/2 初稿掲載