あらすじ
12月目前の商店街。企業の販促でアドベントカレンダーを無料配布するスタッフの前に、帽子とジャケット姿の男が現れる。彼は何度も変装して列に戻り、カレンダーを大量に入手しようとするが、スタッフに見抜かれて止められる。男は転売目的を白状し、苦しい生活事情も語るが、スタッフは転売を許さず、代わりに配布の手伝いを提案。男は引き受けるが、配布を始めると次第に商売魂が目覚め、無料のカレンダーを有料で売り始めてしまう。結果、見事に完売。スタッフもその手腕に驚き、男は「喋って売る」自分の才能に気づく。転売屋だった男が、商売の道を見出すクリスマス前の喜劇。