あらすじ
「さて――。お集まりいただきありがとうございます。これからこの洋館で起きた連続殺人事件についてお話ししましょう。」
閉ざされた洋館に響く声。今夜、ついにこの奇怪な連続殺人事件の謎が解き明かされる。はずだった――――。
探偵A 「失礼。ええっと、なんですか?あなたは。」
探偵B 「どうも。…名探偵、です。」
探偵A 「自分で言うかね普通。」
謎は一つ、探偵は二人、おまけに容疑者は――――――、一人。
被疑者 「名探偵二、容疑者一の状況で謎解きなんか必要ありますか?」
探偵A 「なんということを…!」
探偵B 「それ、よく面と向かって探偵に言えますね。」
探偵A 「私たちの存在全否定じゃないですか。」
結局誰が謎解きをするかの権利をめぐっての早押しクイズ!?一体謎を解くのは誰なんだ!?
こんなバカっぽい脚本なのに意外と本格ミステリ!コメディとサスペンスでいっぱいのショート脚本。
(この脚本のために金田一耕助を読んでハマり、15冊読破しました。)