あらすじ
※芥川龍之介の「アグニの神」という短編を演劇に向けてリメイクしました。各キャラクターを掘り下げ、特に占い師の老婆に厳しい背景事情と、遠藤と妙子の間にかわいらしい初恋じみた感情を追加しています。
一九二〇年代上海。ある部屋の一室。老婆と男が向かいあう。
男は占いを頼みに来たようだが、内心では何を考えているかわからない。老婆は「アグニの神」を中国人の娘に降ろして占いをするという。男は何を考えているのか。娘は一体何者なのか。この老婆が降ろす「アグニの神」とは…。
役者は三人ですが、照明や音響を凝るとぐっと良くなると思います。場合によってはエキストラ等も使ってください。