あらすじ
1969年12月24日の深夜、ニューヨーク・マンハッタンのダウンタウンでとある家のドアをたたく女性がいる。日系人のマリコ・レビンであった。突然産気づき、病院に向かおうとするのだが、タクシーがつかまらない。歩いている途中でダメだと思ったマリコはその家の住民に助けを求めたのだった。無事子供が生まれクリスと名付ける。しかしその直後、夫の戦死の連絡が入る。
マリコは精神を病み、クリスを虐待する。マリコは精神病院に入れられ、クリスは児童養護施設に預けられる。アジア人であるクリスは施設でいじめられる。しかしフィリピン出身のモニカに助けられる。モニカとクリスは施設を脱走する。
クリスとモニカは居場所のない子供たちとダウンタウンの倉庫で集団で生活を始める。しかしそれが警察にバレてしまい、警察といざこざになる。その時、警官がひとりの少女を拳銃で撃ってしまう。
住居不法侵入などの犯罪でモニカは起訴され、裁判になる。しかし世間は子供を銃撃した警察に対する抗議をする。世間の注目を集める裁判になる。その裁判で、クリスは警察側の証言に怒り、裁判所で暴れてしまう。そしてその場面がテレビで中継される。モニカは懲役刑となる。
リック・スチュワートはオフブロードウェイでダンスミュージカルを上演する準備をしていた。しかし突然主役を予定していたダンサーが降りてしまう。やぶれかぶれになったリックは裁判の時に暴れていたクリスを主役にすると言い出す。クリスを主役にした舞台は大成功をおさめる。
ジャーナリストのアニーは日系人のアメリカにおける差別を調査していた。クリスの舞台を見たアニーはクリスにインタビューする。クリスを調査しはじめ、クリスの母親を探し始める。アーリントンの国立墓地でマリコと出会う。そのままマリコの後をつけてマリコの居場所を発見し、クリスに教える。
クリスはマリコと出会う。心のわだかまりが少し溶ける。
クリスは舞台で成功するが、仲間たちの状況はどんどん悪くなる。出所したモニカと再び出会い、一緒にフィリピンとベトナムに行こうと誘う。
クリスは舞台を辞め、反戦運動を始める。しかし、アメリカを憎むテロリストに殺されて短い生涯を閉じる。