あらすじ
「本音で語れる友達って、最高──嘘だけど。」
放課後のタピオカ店。制服姿の女子高生ふたりが交わす、楽しげな会話。だけど、その言葉の裏には“本音”が隠れている。
代弁者がマイクに向かって語るのは、彼女たちの心の声。SNSの投稿、友達への褒め言葉、恋愛の相談──すべてが「嘘だけど」で彩られていく。
本音と建前が交錯する中、観客は笑いながらも、ふと自分の“嘘”を思い出すかもしれない。
テンポの良い掛け合いと、毒とユーモアが絶妙に混ざったセリフの応酬。
代弁者の存在が舞台にリズムと深みを与え、最後には「嘘だけど」が、ほんとの気持ちを映し出す鏡になる。
あなたもきっと、誰かにこう言いたくなる──「うちら、本音で話せるよね。……嘘だけど。」