あらすじ
年に一度、王様が目覚めて人々に役割と能力を教える不思議な世界。
閉ざされた世界の村人たちは冒険者の語る外の世界の話が好き。
お姫様は自分の将来が不安。従者はそれを見て不安。
英雄と悪役は追いかけっこ……その中で現れた「迷子」の存在。
迷子はこの世界の住人ではないようで、時を止めるなんて大きな力を持っていた。
それを悪用しようとする博士。
従者と悪役と博士による姫の狂言誘拐のはずだったが、全てを壊そうとする博士。
「能力や役割に縛られるなんてたくさんだ!」
しかし、その悪事は王様によって止められる。
王様は博士のお陰で幸せだと語る。
能力や役割に深い意味はない。ただ、自分に素直でいることしかできない。
本当は冒険なんかしていない冒険者も、最後にやっと素直になれた。
そんな騒動の中心にいた迷子の役割は、本当は
――ともだち