あらすじ
《ストーリー設定》
妖怪 飛縁魔がマスターを務める喫茶店。
妖怪とバレないよう、人間としてこの喫茶店を切り盛りしている。
店先の看板は、10:00~17:00は「喫茶 ウツシヨ」と書かれているが、
2:00~3:00の1時間だけ「喫茶 カクリヨ」という看板に変わる。
丑三つ時になると、「特別なお客様」悩みを抱えた妖怪たちがやってくる。
《キャラクター紹介》
・燻:(かおる)21歳【女】
珈琲マニア。
自分の名前が嫌い。
不器用で人見知り。
人と関わる事を恐れていて、友達も恋人も居ない。
気の利いた事が言えず、思ったことを素直に言いすぎてしまうため、誤解を招きやすい。
容姿端麗で優秀、名前も可愛い6歳年下の妹に劣等感を感じている。
・マスター:(飛縁魔:ひのえんま)【女】
長い白髪に赤い瞳の美しい容姿をしている。
色香で男を魅了し、その男の身を滅ぼしてしまう炎の妖怪。
その能力のせいで誰かを好きになる事を恐れていたが、
あることがきっかけで、売れない陶芸家の人間の男を好きになった。
その男と結婚し、娘の薫(カオル)が生まれる。
その後、夫は工房で作業中に火災事故で死亡。
娘は父が死んだのは母の炎のせいだと思い、家を飛び出した。
それ以来、喫茶店を営みながら娘の帰りを100年近く待ち続けている。
・あかなめ:【男女不問】
垢を舐める妖怪。
長い舌を持ち、初対面の相手に挨拶する時には、相手の手を舐めて垢の味を確かめる癖がある。
中性的な見た目をしており、本人に性別の概念は無い。
口説く相手の好みによって見た目を変えることができる変身能力を持っている。
キザな性格で、思わせぶりな態度やセリフで相手の反応を楽しんでいる。
さらっと嘘をついて場をかき乱す。
マスターを口説くために喫茶カクリヨに通っていたが、そのうちにコーヒーが好きになり、常連客になった。
猫舌で熱いものが苦手。
味音痴。
注意事項
・「あかなめ」は中盤から登場する為、他の役に比べて台詞数が少ないです。
ですが、濃いキャラクターでインパクトがあり、遊べる役です。
・「燻」は話すことが苦手で、語音を繰り返したり、句点をたくさん使用して、吃音を表現しています。
滑らかに言葉が出てこないことが表現できれば、語音の繰り返しや句点の数や場所など、
忠実に読まなくても問題ありません。