あらすじ
大嵐の日、イギリス人の教師アンナは息子のルイスを伴ってシャム王国に上陸する。大王のラーマ4世は近代的な文明を取り入れてはいたものの、未だ奴隷制度を撤廃していなかった。王室に売買された村娘タプティムと皇太子は人目を忍んで密会しており、王座を狙うクララホム宰相は二人の関係を大王に密告する。皇子達に先駆的な教育を施したアンナの進言や皇太子の訴えにより、大王は二人の関係を認め奴隷制度を撤廃する。皇太子に王位を譲り隠居したラーマは宰相を退け、それまであまり芳しく思っていなかったアンナからワルツを教わる。