あらすじ
時は昔、まだこの世に鬼が存在していた頃、人間達は毎日鬼に怯えながら生活するほかなかった。・・・ある夜のこと、権作ときぬの家に人喰い鬼が現れる。その鬼のねらいは「子供」のみ。権作ときぬは力一杯我が子を守ろうとするが、時は既に遅し・・・鬼にさらわれてしまう。
更に時は経ち、あの事件から3年の月日が流れる。権作達はある程度落ち着きを取り戻し、いつものように畑仕事に向かう。と、そこに一軒、山姥が住んでいるとの噂の赤い色をした小屋から煙が立ち上っているのを見つける。なんとそこには、村の者達が恐れる「鬼」が住んでいた。
友情をテーマに、人間の命の尊さ・仲間を思いやる優しい心を描いた心温まる感動ストーリー。