見上げた先の、あれは。
(みあげたさきの、あれは。)
初演日:2023/10
作者:りん檎
作者へ連絡(上演許可依頼など)
初演会場
宇都宮市文化会館小ホール
初演劇団
宇都宮東高校演劇部
キャスト総数
10(男:8 女:2 その他:-)
上演時間
60分
あらすじ
【2023年度 宇都宮・河内地区 高等学校演劇祭 優秀賞 受賞】

冬のある日、高校生の男女三人組は部活帰りに校舎からぶら下がる不気味な物体を発見する。そのもとには、彼らが昔虐めていた同級生の靴があった。まさか、彼が首吊り自殺をしたとでも言うのだろうか?では、なぜSMSや手紙を使ってまで彼らを執拗に「あれ」に引き寄せようとするのか?彼はなぜ死んだのか?何が目的だったのか?
混沌に陥る彼らの脳裏には、それぞれの思惑が広がる。
思いが交錯した時、張り巡らされた蜘蛛の巣が微かな光を受けてその姿を見せる。
見えないものを見上げた先で、見えたものとは。
著作権使用料
はりこのトラの穴の規定に準ずる(準上演可)
追記
原作の一切の改変を認めません。
準上演や読み合わせ等、行なっていただいて構いません。ただしその際、読んだ感想やそれを聴いた感想などを、はりこのトラの穴の感想投稿でも、公開されたくなければ「問い合わせ」からでもお聞かせいただけると嬉しいです。参考になります。
その他
「見上げた先の、あれは。」宇都宮東高校での今回の上演をを通じて思うのは、この脚本に対峙する事は即ち自分の死生観を演劇として表現する事だと言うこと。誰もが自分の中に抱える葛藤や譲れない事を持っているから生き方は人それぞれで違うのであり、そして死に方とはそこに至るまでの生き方に他ならないと思っています。
作者の私はいまだにこの脚本が好きになれない。なぜなら、まだ自分は死と向き合うことが怖いから。
この脚本を演じ切った演者、見守った顧問、観てくれた友、全ての人に感謝しています。

追記
部内審査、あるいは上演を行う方には、ご連絡いただいた場合はPDF版のデータを差し上げています。お問い合わせは気兼ねなくどうぞ。
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(2024/9/21 23:38:44現在)

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