あらすじ
「おまえは体が弱いのだから、危ない事をしてはいけないよ。」
パパの言いつけを守って、私は外に出た事がありませんでした。
真っ白な部屋の中はいつだって退屈で、
毎日お月様を眺めて暮らしていました。
ある夜、窓の外から誰かが忍び込みました。
「おれは世界を盗む大怪盗だ!」
そう言った怪盗は、私にいろんな話をしてくれました。
虹色に輝く花、私のお家よりも大きなオバケ。
怪盗の話はどんなプレゼントよりも私にドキドキをくれました。
街が眠らないお祭りの夜、怪盗と私は屋敷の外に飛び出しました。
言いつけを初めて破ったその夜が、私の初めての冒険でした。
閉鎖された奇妙な街の屋敷に住む女の子と、
外からやってきた大怪盗を中心に繰り広げられる
夢から覚めるまでのお話。
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ファンタジー色の強い脚本で、
色んなキャラクターが登場します。
雰囲気は少しダークめで、
ディズニーというよりはティムバートン寄り。
「夢破れること」について取り扱った作品で、
何かを諦めた人、叶わなかった人に寄り添うことのできる
暖かい脚本だと思います。
エンタメで派手、だけど最後にズシッとくる
そんな作品を探している方は、是非。