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とりあえずピロシキ平和の会

とりあえずピロシキ　平和の会
相馬杜宇(あいばもりたか)

【登場人物】
相馬
近所のパン屋さん
ウクライナのスケルトン選手
ニュースキャスター
親切な人
国際オリンピック委員会
一部のインテリ
イメージの人１?３
兵士たち
スターリン
祖父
車内アナウンス
助産師
憤る人１?１０
プーチン
ロシア軍
市民１?４
平和の会１・２
劇団員
実行委員たち
ある実行委員
シンパ系実行委員１?３
板前Ｐ
貴子
たの平の客(ししゃも)
お客たち
人気予備校講師
年配作家
ＳＮＳ１?５
演出家
賛同者１?９
校正者
平和の会Ａ
協会の声明
平和の会のお客１・２
マンハイム
ウクライナの先生
学生たち
平和の会Ｂ
平和の会の皆さん
平和の会Ｃ
母
もつ煮屋の店員
ウクライナ在住のバイリンガル
１３歳の少年
主治医
賛同者Ａ
露文科教授
Ｉ教授

―１―

ある駅前広場。
相馬、杖を突いて現れる。相馬は下肢装具を付けている。歩けるが、左手はだらんと垂れ下がり、日常生活動作の役には立っていない。
相馬、歩こうとするが、パン屋さんを見掛け、ピロシキを１個買う。そのパン屋には「ウクライナ応援フェア★ウクライナ風ピロシキ」のチラシが貼ってある。

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