あらすじ
リタは厳格な家族のもとに生まれた気弱だけど優しい少年。
幼い頃に路地裏の繁華街でもらった一輪の薔薇をお守りに、自分にもいつか輝ける日が来ると信じて、辛い日々を耐えていた。
ある日、嫌われ者のクラスメイト、テオに夜の楽園「キャバレー・パラディ」に招待される。
そこは社会に居場所のないドラァグクイーンたちが居場所のない人たちのためにショーをする場所だった。
そしてテオは、ノアールという名の、キャバレー1のディーヴァだった。
しかし、彼らの居場所だったキャバレーに暗雲がたちこめる。
リタはキャバレーを救えるのか。
ずっと夢見てきた 光 になれるのか。
多様性とは、誰にとっての言葉なのか。
窮屈な現代の社会のはじっこで生きる者たちが、居場所を歌い続けるミュージカル。