雲の上で、晴れる。
■■■01「雲の上で、駄弁る。」
◆ あ、やっと来た。また寝坊?
○ とてもよく寝て偉いと言って欲しい。
◆ 寝坊だね。始めるよ?

◆○ 我ら、神の意を代行し、雨を降らせる役目を此処に担う。

○ あ。
◆ 何?
○ じょうろに水入れてくんの忘れた…。
◆ 何しに来たの…!?
○ …お前に、会いに?
◆ はぁ…。泉まで汲みに行くよ。
○ 今日くらい降らせなくても…。
◆ ダメだよ。人間たちが困ってしまう。
○ 濡れたくないとか寒いとか言ってばっかじゃん。
◆ 飲んだり、畑に使ったり、とにかく必要。
○ あいつら都合のいい時しか神を信じない。お得意の科学で好きに作ったらいい。
◆ 君は神が好きすぎて彼らを良く思ってないよね。
○ 神は完璧で絶対な存在だ。
◆ なのに寝坊するし、水も入れてこないし。
○ …神じゃないから、完璧でも絶対でもない。
◆ 泉に近付きすぎないでね。地上に落ちちゃうよ。
○ 大丈夫大丈夫。

   雨の泉に到着。   

◆ 今日は何が映って見える?
○ また何か発明したみたいだな。
◆ それが誰かを助けたり殺したり。彼らは何処に行きたいんだろうね。
○ 自分たちでも分かってないんだろ、きっと。


■■■02「雲の上で、侍る。」
◆ またそんな所に寝転がって…。
○ 雲の上に寝転がるのは最高だぞー。
◆ そんなの、はしたない。
○ お前もやればいい。
◆ やらないよ。
○ そうかー。こんなに気持ちいいのに。
◆ …やらない。
○ あー、癒されるなぁ。
◆ …。
○ これはきっとめちゃめちゃ癒されて、もっと仕事が出来る様になるぞー。
◆ ホントに?
○ やってみないと分からないだろうなぁ。
◆ …ちょっとだけだからね?
○ ちょっとで終われるかなぁ。
◆ …。
○ どうだ?
◆ …。
○ おい、なんか言えよ。
◆ 静かにして。今とても癒されてるから。
○ だろ?
◆ あぁ、確かに気持ちいいなあ…。
○ 疲れが取れる感じするだろ?
◆ する。
○ 普段ちゃんと神に仕えてれば、たまにはいいだろ。
◆ たまにはね。でもこんな姿、誰かに見られたら…。
○ 俺が見てるけど?
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