止まぬもの
〈キャラ設定〉

遭難組

・ロイド・・・男性、感情に正直に動く

・リエース・・・女性、クールで人思い

・ソメイユ・・・女性、大人しいが言いたい事は言うタイプ

屋敷組

・ハウ・・・男の子、普段は明るいが、ふと怖くなる。

・ネージュ・・・女の子、しっかりもので元気な子

・クルラ・・・男性、普段は寡黙だが大切なことはしっかりと喋るタイプ 

・トエル・・・女性、誰でも気さくに話しかける心優しい人



〈本編〉

ロイド「聖なる夜、クリスマス。この日の夜には願いを叶えてくれるサンタさんが来てくれるんだよな」
リエース「うん、小さい頃にはプレゼントをサンタさんに頼んで、みんなで何もらったか見せ合いっこしたよね」
ソメイユ「したした…!たのしかったよね〜」
リエース「そう考えると、クリスマスってほんとに素敵な日ね。大人になったらなったで、なんかロマンチックだし」
ソメイユ「そうだよね。そんな素敵でロマンチック日だよね?」
ロイド「そうだな、そう…だよな。ならなんで…………なんでこんな場所に来てんだよ!?てかここどこだよ!?」
リエース「山奥の知らない古ぼけた豪邸」
ロイド「…聞いたらもっと意味わからねぇじゃねぇか!?」
ソメイユ「山登りしてた事までは良かったんだけど…いきなり吹雪に遭うとはね…」
ロイド「誰だよ、こんな日に山登り計画したやつは?」
リエース「あんたでしょ」
ロイド「え?俺?」
リエース「なんで覚えてないのよ」
ソメイユ「『あの山の上には絶対にサンタがいる』って言って聞かずに、しまいにはみんなで確認しに行くぞって連れてきたのはロイドだね」
ロイド「いや〜すまんすまん。こんな事になるとはな」
リエース「あんたが招いた事態なのに、なんでそんなに楽観的に謝れるかなぁ…このバカは…」
ロイド「なっ…!バカだと!?いいか!俺はこの世界で一番頭のいい男だぞ!そんな天才を前にしてそんな口を聞いていいのか?」
リエース「あっそう。なら天才さん?1つ問題を出してもいい?」
ロイド「あぁ。良いだろう」
リエース「米国ってよく言うわよね?その米とはどこの国のこと?」
ロイド「はっ!俺も舐められたものだな!米がつく国なんて……米が有名な日本に決まってるだろ!馬鹿にしてるのか」
ソメイユ「今、その答えを聞いて馬鹿にしたくなったね」
リエース「ほんとにこのバカは底知れないわね…」
ロイド「だーかーらー!俺はバカじゃ…!」
ソメイユ「そんなくだらない喧嘩してないで、どうするか考えるよ」
ロイド「くだらないって…この話は大切な…!」
リエース「(無視して)彷徨ってたら、たまたまあった屋敷に勝手に入っちゃったけど…人とかいるの?」
ソメイユ「こんな山奥に?いたら流石に騒いでる私達のところに来るでしょ…?」
リエース「それも…そうなのかしらね?それにしても古くて不気味な場所ね…。所々、壁に穴が空いてて隙間風は寒いし…」
ロイド「うぅ…たしかに寒いな…風邪ひきそうだ…」
リエース「バカは風邪ひかないから大丈夫よ」
ロイド「何回バカって言うんだよ?お前…。ってそれはさておき…どうするか、これから」
ソメイユ「取り敢えず、人がいないなら吹雪が止むまでここで一休みしておいたほうがいい気がするな…」
リエース「私もその意見に同意。この家の主人さんが帰ってきても、事を話せば納得してくれるわよ」
ソメイユ「そうだよね!」
ロイド「じゃあ…何するか〜この家の探索でもする!?そしてお宝を見つけて…」
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