著作権使用料
はりこのトラの穴の規定に準ずる
追記
(上演パンフレット より)
天地真理ってご存知ですか?
ある年齢以上の人には「当然」でしょうが、それ以下の人には「誰?」みたいな感じじゃないでしょうか?
若い人でも、松田聖子や中森明菜の名前を知っている人は多いと思います。山口百恵もキャンディーズもピンクレディーも。でも「真理ちゃん」は‥‥? 何でなのかな? 名実共に国民的アイドルだったんですよ? 不思議ですね。(ちなみに、デビュー年は、天地真理1971年、山口百恵1973年、キャンディーズ1973年、ピンクレディー1976年、松田聖子1980年、中森明菜1982年)
それはともかく「ひとりじゃないって素敵なことね」という知ってる人はもちろん知ってる、知らない人は全く知らないこのフレーズは、天地真理の「ひとりじゃないの」(オリコン6週1位)の歌詞なのですが、これについては個人的に深い思い出がありまして。むかーし、夢の遊眠社という伝説的な劇団がありまして、その劇団の代表作「半神」の公演が、今は亡き大阪の近鉄劇場で行われたのを私は見に行ってました。そのお芝居の中で、主人公のシュラ役の野田秀樹が「ひとりじゃないって素敵なことね!」と叫ぶと、この曲が流れて客席は大笑い、という演出だったのですが、何を隠そう、私はこの芝居に痛く感激して「よし!オレも演劇をやるゾ!」と決意したのでした。(「半神」についてはググってみて下さい)
まあ、とにかく、私の脚本の題名は、歌の題名とか歌詞のパクリが多いです。たぶん10作品以上あるんじゃないかな? で、これもそうなのですが、とりあえず「孤独」「ひとりぼっち」について書こうとは決めていたんです。「人間は孤独だ」なんてのは、それこそ大昔から言われてきたし、文学なんかの主要テーマの1つだったわけですが、これほど一般に膾炙されているのは珍しいんじゃないでしょうか? 老人は孤独死するし、若者は孤立するし、何でも無縁社会らしいじゃないですか?何だか一億総ウサギ化みたいな感じですよね。(いや、あれですよ。さびしくって死んじゃうとか言うじゃないですか?)
まあ、これは別にコロナだけのせいではないと思いますし、ネットの方が主犯みたいに私は思うのですが、その状況を、コロナ禍が顕在化させているのは間違いないでしょう。
ということで、孤独死予備軍の1人として、この時期にちょっと書いておかなくてはな、とか思った次第です。はい。
どうぞお楽しみ下さい。