あなたおかしいですよ11 だいがくにはいるいみ
Mr.あいろに・・・常に世の中を斜めに見たがる、評論家、知ったかぶり、見栄っ張り等々色々と難のある男である。常に書斎に居てコーヒーをすすっている。
何か「懐かしいネタ」について熱く語る男である。

・・インタビュアーが訪問し、そしてMr.あいろにに、インタビューするだけの話。ただインタビュアーのセリフは出てこない


あいろに「認めたくないものだな。若さゆえの過ちを・・」

あいろに、インタビュアーを見つけ、こう問いただす

あいろに「ガルマは死んだ!何故だ!」

・・・・

あいろに「あのねぇ・・そこは「坊やだからさ」と答えるべきでしょう!!!!最近の若い人は、こういう返しが出来ないとか、本当に教育が出来ていないですね。」

あいろに「こんな、親にもぶたれた事もない僕に何の用ですか?」

あいろに「今日は大学に入る意味・・・ですか。。」

あいろに「まるで、初期のアムロみたいな青臭い事を聞いてきますね。ただ、ここで断る事もないでしょう。あなたとは違うのだよ!!!あなたとは!!!」

あいろに「ほんっとうに乗ってこないですね。まぁ良いでしょう」

あいろに「今の教育がどうかは知らないですが、本当に僕のころの教育では先生も誰も正解を教えてくれなかったですね。えぇ。」

あいろに「大学に入る意味の正解?えぇ。有りますよ。明確にね。」

あいろに「ただ、夢とか自分らしさとか訳の分からないお為ごかしで、誤魔化してますけど、これ、はっきり正解有ります。」

あいろに「メチャクチャ簡単ですよ。この正解は。それは大学の就職活動を経ないと大手の給料の良い会社に入れないって事です。」

あいろに「確かに例外はたくさんありますし、そりゃ多少は乱暴な意見ではありますがね。ただこの日本はそういうシステムになってるとしか言いようがない。」

あいろに「企業も、いくら時代が変わったっていっても、就職活動で新卒で入った社員を可愛がるものです。」

あいろに「大企業で、年収1000万円レベルに行くには、良い大学出て、新卒で入社するしかない。それを逃すと、もう道がない。これ夢がない話ですが、事実ですよ。」

あいろに「新卒で就職逃したら、後は年収300万程度で働き続けるか、一芸身に着けて、独立するか、その一芸にお金を払ってくれる人を探すか・・・もうそれしかないです。その一芸も会社で身に着ける人がほとんどです。」

あいろに「そう・・・世間様はかくも残酷です。しかも新卒で入った会社をすぐに辞めて転職活動しても、確実にはいる会社の給料やランクは下がります。もうそうなってるんです。」

あいろに「確かに芸大でて、大学でスキル身に着ける人とかいますけど、でもそれもせいぜい一部。大学は、新卒と言うプラチナチケットを入手するために、存在すると言っても過言ではない。」

あいろに「それに、大学では特段何も身に着けず、卒業する人がほとんどです。「外国語大」と名の付く大学出ても、英語一つしゃべれない、または「国際大学」出ても、国際的な話全然できない・・そんな大学生ばっかです。」

あいろに、外を見つめる

あいろに「そんな残酷なシステムが古くから日本で確立されているというのに、先生や親も全然そんな事言わなかった。えぇ。夢を持とうとか自分らしくとか、何を言ってるのかさっぱり分からない話で大学に入れと言われても、訳が分かりません。」

あいろに「そう。新卒で大企業はいれなかった場合、一番差がつくのが「退職金」ですね。まぁ某超大手自動車メーカー何て、定年退職まで行けば数千万円貰えますからね。」

あいろに、コーヒーすする

あいろに「ただ、中小に行けば退職金何て雀の涙。あればまだマシな部類。あ、ちなみに公務員も、大手企業の社員と同じと思ってもらえれば良いです。」

あいろに「あと、学校では全然教えてくれなかった、年金とか労働法。」

あいろに「働き始めると、めちゃくちゃ重要なんですけど、でも中身何て全然みんな知らないでしょ?大学生の皆さんは。」

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