その他
例年の夏の大会がコロナで飛び、やっと開かれた秋の発表会もマスク・フェイスシールド着用という条件でした。それだと普通の劇をやっても異様な感じになりそうなので、考えた末、もとから異様な内容の劇なら逆に違和感がないだろうという結論に至り書きました。キャストは全員マスク(一人は能面)をつけ、主人公以外の台詞は全て音響で入れ、主人公の台詞はマスクを外してアクリル板の部屋の中でピンマイクを介して流します。コロナ対策万全の劇ですが、内容はコロナと一切関係ない抽象劇です。
ほとんどの台詞を音響にすることで、表情と台詞の中身をずらしたり、台詞にエフェクトをかけたり、タイミングをそろえたりということがとてもやり易くなっています。普通にやるより不気味な雰囲気が出て、かえって良かったです。色々試すと面白いと思います。