電子の怨霊
タイトル(SNS上に軽率に画像を載せる事への注意)

登場人物 



大学生
通行人(男を女が往来で刺した時、周りにいた人々。人数は不定。)
SNS上の人々  人数はこちらも不定





とある路上にて
男が女に追われている
女の手には包丁
男は怪我をして血まみれ (既に女に何度か刺されている)

男 「や、やめろ、やめてくれ!」
女「許さない………許さない………許さない」
男 「うわーーー!!!」
女は男にはとどめの一撃。男は絶命する。それでも飽き足らず、女は男の死体に馬乗りになり、何度も何度も刺す。
通行人「うわぁー!!」
通行人「なに?なに?撮影?」
大学生「すげぇな、はは!」
通行人「何やってんだ救急車呼べ!」
通行人「警察………警察!!」
周りの人間は大混乱 ガヤガヤしています。
そんな中、スマホで血まみれの女を写す人も
通行人「信じらんねぇ………」とそれをみて呟く


携帯のシャッター音。大学生がうずくまっている女を撮影したようだ。

場面転換 通行人は一度はける
大学生、スマホを取り出し、操作。SNSに写真を投稿
大学生「なぁなぁなぁ、今狭山通りで事件!女が男刺し殺した!喧嘩かな?すごい血だらけ!なんだよ!」
すぐさまその写真は拡散される
(音響により通知音を入れ表現)
複数人の人が舞台に登場

[ここからは舞台上を、(SNS)として表現する。現実と区別するため人々に仮面を被って貰ったり、照明に変化をつけたりしてはどうかと考えています。]

SNS上で人々が色んな話題を語り合っている。そこに大学生が撮った画像が「流れて」くる。
SNS上の人々「うわー、なにこれ」
人々「グロいなぁ……ねぇ、やばくない?」
人々「え、これどうしたの?」
人々「わかんない今回ってきた」
人々「女結構可愛い」
人々「な、俺もそう思った」
人々「やだねぇ最近物騒で」
人々「あー、なんか男の人浮気してたんだって」
口々に画像についてコメントする
(ここのコメントはアドリブで自由にして頂いて大丈夫です。)
大学生「へへ、通知がとまんねぇや………ん?」
人々「勘弁してくれよ………こういうのわざわざ拡散するやつってなに考えてんの?」
人々「不謹慎すぎんでしょ」
人々「貴方が撮ったんですか?すぐ消して下さい!」
画像について非難する人が現れてくる
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