4（男：2　女：2　その他：-）

45分

　
舞台はとある村。庄屋の屋敷には座敷牢を備えた蔵が一つ。
その牢の中には女が一人、長年にわたって監禁されていた。
　
庄屋は子供に言い聞かせる。
「蔵の中には化物がおる。言葉を交わせば獲物として狙われる」

女は化物なのか、罪人なのか。
秘密は全て闇に押し込まれ、沈黙を守っている―
　

独自規定
追記
商用私用問わず無料です。
不特定多数に公開される場合、ご一報いただけますと幸いです。

別にアップされている『どくろ』のパイロット版です。

元々拙作は「牢屋をテーマにした短編を書いてほしい」というオーダーを受け、書き上げたものですが、
のちに
・面白いので長編にしたい
・オチが嫌なので変えてほしい
という要望を新たに受け、書き直しとなりました。
書き直したものは実際に上演されましたが、
こちらは日の目を見ることがありませんでした。
でもこれはこれで独特の魅力があると自負しているので晒します。

短くなっているため、設定などに違いがあります。
お気に召されたなら、長編版の方も是非とも一読していただけると幸いです。

細かいことですが、上演の際のタイトル表記は、
『どくろ』『どくろ（パイロット版）』どちらも正式なタイトルと認めます。
前者の場合、タイトルでは長編版との区別がつかなくなりますが、作者としては特に問題視しません。