あらすじ
「よくも俺の女を殺したな!」ヤクザの事務所に殴り込みをかけた男が組長に銃口を突きつけた! そこから驚くべき展開が繰り広げられていく……
それは教室で生徒が読んでいるシナリオの内容だった。
続いて生徒が発表する「推理サスペンス物」「特撮ヒーロー物」と次々に上演されていく。
4人の生徒は年金生活者、OL、フリーター、そして夫の介護に疲れた主婦。それぞれの人生に疑問や問題を抱えている生徒たちは、それぞれの想いを自分の作品に託しているのだった。
そして講師から「フィクションとは現実ではなく真実を描く物なんですよ」という教えを受けることにより、人々はフィクションが起こす奇跡を目の当たりにしていくのだった。