しあわせのかたち
幸せの形。

大澤直:本当はさみしがり屋
和也:天使。隊長。あまり感情表現が豊かではない。出来る男と見せかけ、結構抜けてる。
昌:天使。副隊長。熱血馬鹿。努力
亜理紗:天使。階級としてはまあそこそこ。お姉さまと見せかけ元男。色気と見せかけ可能性。
竜也:天使。階級はわりと下の方。女好き。キザで例え下手。恋
彩華:天使。階級は最下位。運がなく要領が悪く皆にいつもパしられてるヤラレ系。優しさ

【第1場:天使登場】
(舞台上に直が一人立っている。直にのみサス)
声1:マジ直さん可愛いよ〜!
声2:頭も良いし運動神経も抜群だしな!
声3:んだよ、大澤直!むかつく〜
声4:本当だわ。本当、消えてくれって感じ!
直:人よりぬきんでるものを、人は称賛し、妬むもの…男の称賛も女の妬みも全部ぜーんぶ私の原動力!ほーんと、私ってついてついてつきまくってる感じ★顔良し頭良し運動神経良し!そしてそしてお金持ちで運も良いvV私ってきっと神様に愛されて生まれてきた人間なんだわ!あっはっは
和也:いや、それは違う。(舞台全体明るくなる)
直:へ?
彩華:な、何かすごいこと言ってませんでした?この娘…
直:は?
亜理紗:あなたの美貌を10としたら…そうね、私の美貌は…10000ってとこかしら。
直:何のことよ!?
亜理紗:うふvVそんなに悲しまなくていいわよ。あなただってそんなに悪くない顔してるもの。でも、そうね…私の美貌の前では全てが無に等しいって…それだけの話なのよ、言ってしまえば。例えて言うなら、あなたがビー玉だとしたら、私が美しいダイヤモンドの原石だったって。それだけのお話なのよ。うふ。
直:な、何この女!むかつく!殴ってやりたい!(ぐっと拳を握りしめる)
竜也:(その拳を握りしめて)可憐な君に、暴力は似合わない。…ふっ、噂以上に可愛い子猫ちゃんなんだね。僕と一緒に魂のゴングを鳴らしあおうか…
直:は!?
昌:(見つめあう2人をひきはがして)大丈夫!大丈夫だ〜!!お前がそんなに性格がねじ曲がってしまったのだって、きっと何か想像を絶する過去があったんだろうっ!?私は、ちゃんとお前を信じてるからな〜!!
直:Σな、何なのよ!?そこはかとなく失礼なんだけど!ってかあんた達いきなり何!どこから来たの!?
彩華:あっと、挨拶遅れましてすみません。僕たちは、決して怪しい者ではありません。グループIDナンバー11919104…通称、幸運平等隊です。
直:えっと、ごめん。全然分かんない。
彩華:わわ;;す、すみません!えっと、だから、その…僕達は
亜理紗:手っ取り早く言うと、私たちは世界の不平等をなくすために来たの。早い話、あなた一人で運ありすぎ。だから、あなたの運をもらって運のない人に振り分けて世の中の不平等をなくすのよ。おわかり?うふ。
直:な、何それ?アンタ達一体何者なの?まさか、新手の宗教の勧誘か何か!?
竜也:ふっ…、麗しき子猫ちゃん。僕達はエンジェル。地上に舞い降りたただ一つの光原体さ。
直:はぁ?エンジェル?頭おかしいんじゃねーの
竜也:ふっ…まるで君は美しき一輪の薔薇の花のよう。悲しいかな…見た目は美しいのに気をつけないと怪我をしてしまうようだね。そして、今…僕の繊細なガラスの心は、かくも儚き夢のように、…砕け散ったよ…(その場に美しく倒れこむ)
直:メンタル弱!!そんでもって何かうざっ!!
竜也:がはっ!(傷つきながらも決めポーズ)
昌:大丈夫!大丈夫だ〜!!お前がどんなに性格が醜く腐り果てていようと、私はお前を見捨てないぞ〜!
直:あんた何気に一番失礼なんだっつーの!!もう、いい加減にしてよ!警察呼ぶわよ!?
亜理紗:もう、聞き分けの悪い小娘ね?だから〜私たちは
和也:よせ、亜理紗。収集がつかない。
亜理紗:でも隊長
和也:…驚かせてしまったようですまない。お互い、冷静になって話をしよう。
直:自分ちに訳のわかんない奴らが5人も来て冷静に話なんてできる訳ないでしょう!?
和也:お前の言うことも一理ある。そこで………、お互いがお互いを知り合うためにも、改めて自己紹介をさせてもらうぞ。
直:は!?自己紹介って何よ。そういうことを言ってるんじゃないの!私はね
和也:俺の名前は和也。一応、これでもリーダーだ。
直:あ、意外とアンタも人の話聞かないタイプなのね。ってリーダーって何!??
昌:そして、私が副リーダーの昌だ!好きなものは努力!好きな言葉は情熱!よろしく頼む!(強引に握手)
直:だから副リーダーって何よ!そしてアンタは暑苦しい!
亜理紗:うふ、そしてお待ちかね。私の名前は亜理紗。持って生まれたこの美貌で世の中の男を虜にするのが私の仕事かしら。それでもってあなたの一言で未だダメージを受けて倒れてるあそこの男が竜也よ。うふ。
直:Σまだダメージ受けてんの!?
彩華:そして、僕が一番下っ端の彩華です!僕と言えば雑用係!雑用係と言えば僕!雑用があれば誰よりもスピーディーに解決しますよ!
直:何その変な自信。
和也:以上、5名からなる1919104隊だ。
直:は、はぁ…
和也:これで、俺達のことは分かってもらえただろう、大澤直。
直:今の自己紹介でわかるか〜!…って、何で私の名前…
和也:ある程度のデータは、神からいただいている。
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