あらすじ
いらないものや邪魔なものが捨てられていく井戸
そこに集まる、生きづらさを抱えた若者たち
弱さを押し付けられることを拒む少女と、
強さに拒まれて苦しんできた青年
二人は捨てることを通して、本当の自分へと近づいていく
しかし井戸からたちのぼる、有象無象の幻覚が彼らを阻む
障壁たるものを捨て去った先で、人は解り合えるのだろうか
「僕は、ヒーローになりたかった」
* * *
高校生出演の自主公演用に脚本を書くというお話を頂き、
「高校生がやらなそうでやるような作品」「4人芝居」「井戸から想いが溢れる話」という注文を頂いて書いたお話です。
性役割や性嫌悪など、そのあたりの話がテーマです。