ともだち
「ともだち」


【登場人物】


男ともだち
女ともだち
先輩
店員

ぼく





男と男ともだちマックの紙袋を持っている

男    「はぁはぁ」
男と   「いやーまさか丁度サドルんとこにブロッコリーはめようとしたタイミングで持ち主が来るなんてな…」
男    「まさにタイミングばっちりって感じだったね……てか未遂だったんだから逃げなくてもよかったんじゃない?むしろ全力で怪しかったよ」
男と   「最初に逃げたのはそっちの方だろー。全くせっかくのマックがぐちゃぐちゃだ」
男    「それ買ったの俺だからねー。だいたい最初にやろうって言ったのそっちでしょー」
男と   「お前も男だろー?スリルのある遊びの一つや二つやりたいって思うのが普通だろ?」
男    「スリルあるって言ってもねえ。サドルをブロッコリーに差し替えるなんて小学生のいたずらだよ」
男と   「なんだよ、俺の頭脳が小学生並で、脳みそ小学生君はおとなしくぐちゃぐちゃのハンバーガーでも食べてなさい。あらー綺麗に食べれたわねー上手ねーってか?やるかコラ」
男    「やんねーよ。だいたい、そこまで言ってない」

威圧的な態度のままの男ともだち

男    「…落ち着けよ…(ちょっと悩んで)…ほらチキンナゲットやるから…」
男と   「お!まじのすけ!?やったあ!お前いい奴だなぁ〜」
男    「単純だなぁ」
男と   「…じゃあなんだったらよかったんだ?ブロッコリーじゃなくてカリフラワーだったらよかったのか?」
男    「そういう問題じゃないよ…そういう発想自体が小学生のいたずらだって言ってんの」
男と   「なんだよ、俺の頭脳が小学生並で、脳みそ小学生君はおとなしくマヨネーズなしブロッコリーでも食べてなさい。あらー綺麗に食べれたわねー上手ねーってか?やるかコラ」
男    「やんねーよ。だいたい、マヨネーズじゃなくてもいいじゃん…普通のドレッシングとか…」
男と   「バカ野郎!マヨネーズは森羅万象何にでも対応できるオールマイティアイテムなんだよ!」
男    「ははは(苦笑)」
男と   「くっマヨを笑うものは、マヨに泣くぞ!」

男ともだちの攻撃マヨビンタ。男に80のダメージ

男    「…殴ったね、親父にもぶたれたことないのに」
男と   「…おもんねーよ。なんかもっとなかったのか?」
男    「…ええ〜頑張ったのに」

男ともだちハンバーガーにマヨをぶっかけ、マヨハンバーガーを食べる

男と   「やっぱ、マヨは何にでも合うな。今度はチーズケーキにでもかけてみるか」
男    「それは…なんでこんなマヨネーズバカがテニスめちゃくちゃ強いかなぁ…」
男と   「そりゃあ…マヨネーズ」
男    「マヨネーズ関係ないだろ!なんで、マヨネーズでテニスが強くなるんだよ」
男と   「あんまり関係ないか」
男    「全然関係ねえよ!いや…もしかして脂質が多いからそれが筋肉に…」
男と   「関係ないだろ」
男    「なんだよ!お前が言ったんだろ!」
男と   「知らねーよ。あ、そうだ。なぁ、今度は試合で勝ちあがった方に奢ることにしようぜ。なんなら今度はモスだ」
男    「なんでだよ!お前テニス推薦決まってんだろー勝てるわけないだろっ!それに、モスって高級感増してんじゃん。高校生のお財布には厳しいものがあるよ」
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