あらすじ
主人公の少年が迷い込んで乗り込んでしまったのは不思議な電車、【迷走電鉄】
そこで出会ったおいぼれた老人に、ツンデレ少女に、絶世の美女。
「迷い」という名の暗闇の中をひた走る電車。そんな電車が目指す先は希望の光。
「挫折駅」や「人生の岐路駅」などといった駅に停まりながら、
いろんな乗客たちを乗せながらひた走る電車の中で繰り広げられるヒューマンドラマ「MEISO TRIP」
「生きる」とは、「息をする」とは何か、そんな当たり前のことをもう一度考え直す。
人は人。自分は自分。様々な悩みを抱えた乗客たちと共に葛藤する主人公の少年。
果たして彼はこの電車に乗って何処へ向かうのか、辿り着いた先には果たして何があるのか――
ちょっぴり笑いありの、大人な演劇脚本です。
その他
■ 作品コンセプト ■
どうもこんにちは。作者の紺野です。今回は以前からずーっと書きたかった
「電車内での物語」をようやく作品にすることができました。さてそんな本作品ですが、
本作品のコンセプトは【―――体育館を、劇場に。】です。
従来の学祭用演劇脚本では、なるべく多くの学生が出演できるように
「多くのキャスティング」と「短い台詞」という組み合わせが非常に多いです。
同じ日に、同じ場所(例えば体育館)で、連続で劇をみるとそれがよく分かります。
本作品においては、そんな他作品(他のクラスの劇)との差別化を図るべく、
「少ないキャスティング」に「長い台詞」という組み合わせで物語を構成しています。
プロの演劇さながら、長時間に渡って1人1人が長い台詞を喋ります。
故に本作品の上演難易度はなかなか高いものだと思います。
役者も台詞の暗記にきっと苦労するでしょう。
日々の授業に、部活に、受験勉強。それらと両立するのは本当に難しいと思います。
しかし、そんな本作品をクラスで創り上げる、演じきることで得られる喜びや達成感は
きっと計り知れないものだと思います。他クラスとの差別化を図ることだけが
本作品の全てではありません。この作品の全ては、クラスが一丸となったとき、
みんなが同じ想いで取り組んだとき、初めて発揮されるものだと思います。
クラスだけでなく、演劇部や劇団の方にも是非演じていただきたい作品でございます。
―――さぁ、挑戦者、求む!!!
■ キャスティング ■
・登場人物にはわざと名前をつけていません。
これは演じる人が登場人物の中に入り込みやすくするための工夫です。
演じる際は自分たち自身の名前を使ってください。勿論脚本の脚色は可能です。
劇中に本人たち同士で、実際に自分たちの名前を呼び合ってください
・舞台後半で出てくる車掌さんは男女どちらでも出演可能です。(不定1とはこのこと)
・途中、20名ほど一気に乗客が乗り込んでくるシーンがあります。
エキストラとして男女20名ほど出演可能です
・車内アナウンスは声のみ。鉄道ヲタクの子が居れば、お願いしてみてください(笑)
もしくは車掌役の人が喋るという設定もありです
■ オリジナル脚本PDFデータあります ■
はりこのトラの穴のホームページ上からも脚本をダウンロードできますが、
テキスト形式ファイルになるため、印刷の際は何かと不便かと思います。
ご希望の方は、私宛てにメールを下されば無償でオリジナル脚本PDFファイルをお送りします。
上演許可をとるついでに「PDFデータください」と一筆いただければ、
上演許可の返信メールにオリジナル脚本PDFファイルをお付けしてお送りさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
※注意※携帯メールにはPDFデータはお送りできません。パソコンメールをご提示ください