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手錠の鍵探し

「手錠の鍵探し」

登場人物

葛生美和（カセイ　ミワ）
城村千洋（ジョウムラ　チヒロ）
加付中音（カフ　ナカネ）

通りすがりのボディビルダー（なるたけ筋肉質の人）
不良①
不良②
不良③
自主練サッカー部員
アイスホッケーに目覚めた少女

1.＿＿＿＿＿

千洋「ジャッジャーン！」
美和「何それ？手錠？」
千洋「そのとーり！」
中音「な、なんでそんなの持ってきたの!?」
千洋「いや〜、面白そうだから」
中音「いやいやいや、面白そうとか理由になんないし、ってかそれ自前の!?」
千洋「そうなんだよ、最初は兄貴の借りる予定だったんだけどさ、色々とあって自腹ですよ」
美和「え？お兄ちゃんそういったご趣味で・・・？」
千洋「ま、そーいうのはいいから、ホラ、手ぇ出して」

千洋、手を出した美和に手錠をかける

美和「あー！」
中音「何故手を出した」
美和「え？つい・・・」
千洋「しかし、コイツ1500円もしたんだよ、意外と高くてさ・・・」
美和「いや、値段のことはいいから、さっさとはずしてよ！」
千洋「え？あ、ああ、え〜っと・・・鍵鍵・・・っと・・・」
美和「早くしてー！」
千洋「あれ？ない？」
美和「え？」
千洋「いや、ないんだよ・・・」
美和「い、いや、ないとか、え、ちょ、ちょっと、これ、これ」
中音「あ、そういえば、さっきチャリンって音が・・・」
千洋「あー、ってことは・・・あそこに・・・」

千洋が指差す先にボディビルダー登場

「お、こんなところに折り甲斐のある鍵が・・・フンッ！（折る）」
千洋「あ・・・」
「流石は我が筋肉!!!!!（ポーズ）」
美和「いやいやいや、意味わかんないって！」

ボディビルダーハケ

千洋「・・・残念だったな」
美和「おかしい、その反応はおかしい！」
中音「てか、真面目にどうするの？完璧に真っ二つだよ？」
千洋「だ、大丈夫、もう一個予備があるんだよ、ほら」
美和「は、早く貸してよ！」
千洋「えー、つまんないからヤダー」
美和「もう一個しかないんだから取り返しのつかないことになる前にはずす！」

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